かえる会

かえる会


こんにちは!
湿度も気温も上がって、夏野菜が美味しい季節になってきましたね!

さて、早いものでもう6月が終わってしまいました。
私事ですが、7月を迎え、ついにテスト月間に入り、戦々恐々としています。
そんな中、ついに「かえる会」デビューをしました!
今回のかえる会のテーマは「性の多様性」です。

皆さんは、6月といえば何を思い浮かべますか?
雨?カタツムリ?紫陽花?ジューンブライド?

実は、先月6月は「プライド月間 “Pride Month”」でした!
「初めて聞いた」という方や、「聞いたことはあるけど、プライド月間って何?」という方も少なくないと思います。
「プライド月間」とは、アメリカをはじめ、世界各地でLGBTQ+の権利や文化、コミュニティへの支持を示す、さまざまなイベントが行われる月です。
日本でも各地でイベントが行われたり、企業のロゴがプライド月間仕様で虹色になったりしていました。

虹色は、LGBTQ+コミュニティの多様性を表す象徴のような存在になっています。
LGBTQ+のシンボルとして用いられる虹色の旗は「レインボーフラッグ」や「プライドフラッグ」と呼ばれていて、1978年にアーティストのギルバード・ベイカーがデザインし、世界各地に広まりました。
皆さんも一度は目にしたことがあるのではないかなと思います。

さて、なぜ6月が「プライド月間」なのでしょうか?
実は、その起源はセクシュアル・マイノリティに対する偏見・差別が今以上に激しく、迫害を受けていた1969年までさかのぼります。
1969年6月28日、ニューヨークのStonewall Innというゲイバーで起きた「ストーンウォールの反乱」です。
その日、ニューヨーク市警の警官が、ストーンウォール・インに現れ、異性の服装をしていた客や身分証明書を所持していなかった客、バーの従業員など、セクシュアル・マイノリティを含む人々が逮捕されました。
これに対して、セクシュアル・マイノリティの人々が初めて警官に真っ向から立ち向かったことで数日間にわたり暴動が発生しました。
「ストーンウォールの反乱」は、LGBTQ+の権利獲得運動の転換点となったといわれています。
このストーンウォールの反乱を記念して、今では6月は「プライド月間」となりました。

LGBTQ+とは、そもそも何の頭文字かご存じですか?
「聞いたことはあるけど…」という方も多いと思います。

LはLesbian(レズビアン:女性同性愛者)
GはGay(ゲイ:男性同性愛者)
BはBisexual(バイセクシュアル:両性愛者)
TはTransgender(トランスジェンダー:性自認が出生時に割り当てられた性別とは異なる人)
QはQueer(クィア:一般的には、セクシュアル・マイノリティの総称)やQuestioning(自身の性自認や性的指向が定まっていない、もしくは意図的に定めていない人)

の頭文字です。
実は、いわゆるセクシュアル・マイノリティはLGBTQ+だけでなく「Aセクシュアル(他者に性的に興味関心を抱かない人)」や「パンセクシュアル(性的指向が性別にとらわれない人)」など、ほかにも多様な人がいます。
性の在り方は「男」、「女」、「レズビアン」のようにはっきり分かれているのではなく、グラデーションのようになっていて、ラベリングするのは困難だともいわれています。

LGBTQ+がいわゆる「セクシュアル・マイノリティ」の総称であるのに対して、最近では、SOGI(性指向と性のアイデンティティ)という考え方もあるそうです。
SOGIとは、「性的指向(Sexual Orientation):好きになる感情がどの性別に向いているか」と、「性自認(Gender Identity):自分をどのような性別ととらえているか」の2つ基づく、誰もが持つ性の在り方のこと。
例えば、「男の人を好きになる、女性である」や、「誰も好きにならない、男性でも女性でもある」のように、人間誰もがそれぞれのセクシュアリティを持っています。

LGBTQ+と考えるとなんだか他人事に感じてしまう人でも、SOGIという言葉で性のあり方を考えていくと、自分もグラデーションの一部にいると実感できるのではないかと思います。

ここまで性の多様性についてお話してきましたが、性の多様性の話をするうえでとても重大な問題があります。
それが「アウティング」です。
アウティングとは、「他人の秘密や情報を、本人の許可なく第三者に話すこと」。
セクシュアリティについての場面では「他人のセクシュアリティを、本人の許可なく勝手に第三者に言いふらす」という意味でつかわれることが多いそうです。
セクシュアリティのことだけで無く、アウティングは、悪意をもって言ったのではなくても、誰かを傷つけてしまう危険性があります。
とくに、セクシュアリティはとてもセンシティブ。
本当は、どんな性に対しても差別や偏見なく、受け入れられるのが理想ですが、社会にはまだLGBTQ+に対する差別や偏見が残っています。
「LGBTQ+に対する差別や偏見の残る社会でカミングアウトする」ということは、一般的にとてもハードルが高く、不安を抱えている当事者も多いので、「誰に自分のセクシュアリティを伝えるか」ということは本人の意思・プライバシーがしっかりと尊重される必要があります。
皆さんも、無意識のうちにアウティングしてしまっていないか、これを機に考えてみてください。

セクシュアリティや性の話はとても繊細で、なかなか人と話す機会がないと思います。
私自身も、普段誰かとこのような話をすることはほとんどありません。
私たちや、さらに上の世代は、学校教育の場で「セクシュアリティ」や「性」のことをほとんど学んでいなかったり、まったく学んでいない人が多く、自分からセクシュアリティについて調べたりしていない限りは、あまり知らないという人がまだまだ多いです。
「性の多様性」について学ぶことは、誰もが私は、自分らしく生きることができる社会を作る小さな一歩になるのではないかと思っています。
だからこそ、教育の場がこのようなことを学ぶきっかけとしての重要な役割を果たすのかもしれません。
「性」や「セクシュアリティ」は個性の一つに過ぎませんが、これらをまなぶことは、他人を思いやることだったり、多様性を理解し、認めることだったり、自分自身のことについて考えることだったりするのではないかと、今回のかえる会で感じました。


このかえる会やブログが、誰かの学ぶきっかけになれば嬉しいかぎりです! 


コメントを残す

*