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焼きさばとランニング


焼きさばとランニング
松延壮

ここ数年、習慣としてランニングをしている。二、三日に一回、一時間前後、疲れすぎない程度に走る。福岡にいた頃は、大濠公園*や西公園*を主な目的地とし、力が余ったときは、博多港まで足を伸ばした。西公園の入り口には銭湯があって、たまに、ランナーだけ格安で利用させてくれる機会があった。たった二度だが、冬に走り汗をかいたあと、お湯に浸かったのは良い思い出だ。でも、こういうわかりやすい良い経験はそんなにあるわけじゃなく、基本的には息を切らしながら、色んなルートを開拓していただけだ。それにもかかわらず、長く続けて来れたのは、ランニングで得る経験のうちに、何かしら惹かれるものがあったからでもあると思う。
*どちらも福岡市内の大きな公園

アメリカに引っ越してきてからは、最近になって走り始めた。カリフォルニアでは基本的に、午後に部屋にいると、涼しい風が通ってとても心地がよい。こちらに来た最初の頃は、外に出るのを忘れそうな気さえしていた。ただ、近頃ようやく、自分の部屋にこもるだけではなんとなく物足りず、ランニングを再開した。
いつも強い日が差して、住宅街の幅の広い道路には、誰も出ていない。様々なバックグラウンドを持つ人達が、それぞれの家の中で、心地よい午後を過ごしているのだ。

一ヶ月ほど前のランニング中に、少し疲れて、道路を歩いていると、丁度自分と同じようなランナーらしき男性が前から向かってきた。ランナーと会うのが初めてだったので、少し嬉しく、思い切って声をかけた。彼もまた、僕と同じように留学生で、英語は流れるように話すが、多少訛りがあった。そして、彼も家にこもっているのは嫌に思っていたようだ。
彼と話したのはその日だけでなく、それから何度か、昨日だって出くわして、お互いのことを、英語が拙い分、ゆっくり伝えた。太陽が強いので、外に長くいればいるだけ暑く感じられるけれど、彼と話しているのはとても良いので、僕は、近いうちに会った時に、一緒に走る約束をしようと思っている。

余談:豚骨ラーメン屋はこちらにもあるので間に合っているけど、焼きさばと白ごはんが恋しいです。


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