かえる会

『古事記』を知る


『古事記』を知る

こんにちは。
先日はかえる会でした。

テーマは「対話型鑑賞で『古事記』を体験する」プレゼンターはひのくちくんです。

導入は、海外留学の経験があるひのくちくんらしい問い。

海外だと、「あなたの宗教はなんですか?」と聞かれることがあるそうなんですが、

色々な宗教の文化が混ざった日本の中で暮らしていると何と答えていいかわからなくなるそう。

確かに、クリスマスもお祝いしますし、年末年始は神社に行きますし、お葬式はお経をあげることが多いような気がしますね。

そして、『古事記』にハマっているというひのくちくんから、

『古事記』にまつわる絵について対話型鑑賞をやってみよう、というご提案です。

対話型鑑賞とは、アメリカのニューヨーク近代美術館で生まれたVTS (Visual Thinking Strategy)を応用した、芸術作品の鑑賞方法、教育理論のことで、
教育現場でも使われていて、絵の見える根拠に基づいて意見を言える練習になると注目を集めているそうです。

「どこからそう思う?」という問いかけから、参加者は自分の意見を述べた後に、絵の中から根拠を探して、自分の意見を支える根拠を述べるものだそうです。

使用する絵はこちら。

実際に対話型鑑賞をやってみると、

最初は「儀式の場面では?」という意見だったのがどんどん広がっていき、

「描かれている人の身分に差はある?」
「描かれている人が持っているものはなんだろう?」
「岩の前にいるのは生贄では?」「なんで鶏がいるんだろう?」
「絵の下にある黒い靄はなんだろう?」

たくさんの意見が出ました。

出た意見を聞くと、それまでの絵が変わって見えるのがとても面白いですね。

 

この使用した絵は、

天照大御神(あまてらすおおみかみ)が岩戸に隠れてしまった描写で、神々が外へ連れ出そうとしている様子が描かれているそう。

原因は、弟の須佐之男命(すさのおのみこと)が天照大御神の治める高天原(神々が住む天地)で暴れたことにより、神様を1人殺害したことでその責任を取って自分が隠れてしまう、というシーンです。

てっきり人間が描かれているのだと思いましたが、神様だったんですね…

この世界観だと、神様はたくさんいるし、行いがすべて正しいわけでもなく、失敗もしちゃうという素朴な存在のようです。

古事記はある意味では、日本人全員に共有されているバイブルのようなもので、根付いているそうです。

そのため、日本人にとっては信仰と意識していなくて、特別感のないものになっていますが、それも仕方がないそうです。

 

今回は『古事記』を通して、自分たちに根付いている文化について知ることができました。
ぜひ他の絵でもやってみたいですね!

 

 

参考文献

社会図録データ.https://honkawa2.sakura.ne.jp/3971e.html (accessed June 11, 2020)

神宮の博物館.http://museum.isejingu.or.jp/news/f45wnyqq.html

(accessed June 11, 2020)

神道の心を伝える. https://shinto-cocoro.jp/lessons/日本最初の歴史書「古事記」とは何か%ef%bc%9f/ (accessed June 11, 2020)

鈴木有紀. 教えない授業. 第1版, 英治出版, 2019

竹田恒泰. 現代語古事記. 第22版, 学研, 2011


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