東峰村裏プロジェクト

#5 GWの東峰村を訪れるその③〜陶芸風景編〜


#5 GWの東峰村を訪れるその③
〜陶芸風景編〜

前回までのおはなし(まだ読んでいない方はお先にこちらをどうぞ!)
①岩屋神社編by伊集院拓也
②民陶むら祭編by荒木ゆうか

〜プロローグ〜

東峰村の民陶祭にお邪魔したWITH-Üメンバーたち。
たくさんの窯元さんを訪れて、たくさんの素敵な焼き物に出会うことができました。

 

 

 

ところで。
こんな精緻で美しい焼き物。

どうやってつくっているのか、気になりませんか?

絵付けの様子や窯元さん訪問はこちらで紹介していますが、
そもそもどうやって0から1をつくるのでしょうか?

この疑問を解消してくれたのが、
おなじみ、カネハ窯の熊谷祐介さんです。

今回の裏プロジェクトは、カネハ窯全面協力のもと、
作陶風景をお届けします♬

 

 


 

1.基本の「き」:湯のみ

まずは一番簡単な湯のみをつくっていただきました。

ろくろのスイッチを入れると、
ヴーンという音とともに、土が下からでてくるかのような錯覚に陥ります。

 

その土を、手で整えていきます。
見てると簡単に思えるのですが、実際やってみるとまず形にならないそうです。(経験者談)

熊谷さん曰く、
新人は、最初は雑用しかやらせてもらえないため、夜にひとりで湯のみをつくるそうです。
売りに出せるのが少しずつつくれるようになるのは、
なんと、年数にして3年、個数にして湯のみ1000個だとか!

焼き物のありがたさをしみじみと感じます。

ササっとつくったものがこちら。

 

綺麗過ぎます。

同じ要領で、壺もつくれちゃいます。

 

2.お茶碗

湯のみがつくれるようになったら、次はお茶碗。

いとも簡単そうにつくりあげていきます。
しかもすごくはやい。
お茶碗の形になるまでわずか10数秒!

 

 

職人だからこそ為せる技なのでしょう。

小石原の土は収縮率が2割ほどだそうで、
これは他の産地が1.5割程度なのに対して高い数値です。

その収縮率を考慮して、大きめにお茶碗をつくります。

ほら、こんな感じ。

 

 

お汁椀も同じような要領でつくるのですが、
これらはフチが薄くなりがちで欠けやすいため、フチを丸く折り返す必要があります。

小石原焼は、長らく受注型で生産を続けてきたため、その技術が受け継がれており、
他の産地の焼き物に比べて、割れにくいそうです。

たしかに、厚みがどこも同じ…。

 

 

 

3.平皿

さて、湯のみから壺、お茶碗と、だんだん低く、平べったくなってきました。

次につくるのは、最難関、平皿です。

平皿は手びねりでつくる窯元さんも多いようですが、
こちらのカネハ窯では、すべてろくろで引いています。

ろくろが回る中で縦方向に動く土を、横に導く。
全体を均一な厚さに整えつつ、まるく仕上げていく。

その過程の一つひとつが芸術で、美しいものでした。
写真がなくてごめんなさい。

 

4.そのほか

湯のみやお茶碗などのシンプルな形だけでなく、急須などのように、
取っ手をつけたり、蓋をつけたりすることもできます。

 

 

また、かんななどを使い、小石原焼に特有の模様をつけていきます。

すごいですよねー…
熊谷さんの光る汗がかっこよくみえました。

 

 


 

〜エピローグ〜

さて、今回は、小石原焼の作陶風景をお届けしました。
ふだん何気なく手に取る焼き物も、職人さんたちの努力の賜物なのですね。
これで、東峰村訪問のGW編はおしまい。
長らくのおつきあい、ありがとうございました。

しかし!東峰村裏プロジェクトはまだまだ続きます。
6月初旬には東峰村を再訪問する予定です。
そちらの報告もお楽しみに♬

 

 

今回の担当は、
すっかり小石原焼に魅せられてしまった、木佐貫伊央でした。


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